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2009/07/12

『剣岳・点の記』を観ました

Tsurugidake

夫と映画『剣岳・点の記』を観てきました・・・感動しました(小泉さん以来、この言葉の重みがなくなったようで、あまり使いたくないのですが)・・・本当に感動しました。
厳しく美しい自然、そこに挑む人々の厳しい姿、その美しさが観た者も清清しくしてくれたようでした。

「剣岳」と連なる山々の姿。美しく厳しく凛としたその自然。
人間の野心や功名心などとは、なんと小さいものかと思わされました。
厳しい山に挑戦される方々の気持ちが、少し解った気がしました。
あの自然を前にしたら、自分を見つめることでしょう。邪心など見透かされてしまいそうで、謙虚で正直な魂でなければ、と思うことでしょう。山岳信仰という形になった人々の思いにも納得です。

それにしても、この映像がCGは一切なく全て実写、空撮すらないのだそうで、驚きました。
雪渓を行く測量隊の小さな列、足場の悪い尾根を昇るその様子、撮影のカメラはどこからどうやって撮っていたのか、その映像にはほんとうに驚きました。
映画の主役となった先人達と同じ苦労(苦行)を、撮影隊や出演者達が経験されたのだという真実はこの映画の重みとなっていました。
その真実の重みは、役者さん達の顔にも現れていました。
特に香川照之さんの顔・・・映画の進行とともに変わってゆく彼の顔と表情の変化は素晴らしかったです。

厳しく美しい自然のバックに流れるオーケストラの音楽も、とても心地良いものでした。

原作は読んでいませんでしたが、映画は胸にズシーンと残るストーリーでした。これから観るかたのために詳細は書けませんが、登頂に成功したシーン、最後のシーンはほんとうに感動的でジーンときました。
「誰かが行かねば道はできない」と成し遂げた男達。
私には「何をしたかではなく、何のためにしたか」この言葉が沁みました。
ストーリ的には地味な映画でしょうが、伝わる思いは深いものでした。
人の真摯な姿の美しさ、大切さを思い出させてもらいました。原作も読んでみたいと思っています。

余談ですが、この映画では、エンドロールになっても誰も立たず、皆最後まで鑑賞していました。(気持ちよかった

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新版 劒岳〈点の記 〉

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もうひとつの劔岳 点の記

剱岳 点の記 オフィシャルガイドブック

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