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泣く男

近頃『泣く男』が多くなったとテレビで言っていた。
さまざまな泣く男のことを、泣かれた(泣かした?)女達がいろいろと話していた。

私の時代は、『男は一生に三度だけ泣くもの』と聞いていた。
産まれたとき、母親が死んだとき、あとはなんだったろう・・・。
男はこう、女はこうあるべきということ自体がもう今の時代にはそぐわないのだろう。
私自体、そういう考えを押し付けられると反発を感じてしまう世代だ。
しかし、女は元来強くたくましいものなのでしとやかに優しく女らしくなるように、男は繊細で優しいものだから強く雄雄しくと育てなければならないという昔の人の考えもなるほどと納得してしまう。

泣くと気持ちが軽くなることがある。実際そういう効果があると聞いた。
そうすると、男に泣くなというのは可愛そうなのかもしれない・・・。
男のいい涙、ごつい男が、感動して涙してるのいいものだと思う。
他人のことを思いやり流す涙、そういう優しい涙もいい・・・・
反対に、自分の思い通りに行かない事に腹を立て泣いて訴える涙、
子供じみた我儘の現れだと思う。
そして、自分は悲劇の主人公で、なんと可愛そうなのだろうという、
自己陶酔のような涙・・・
後者の二つの涙は女でもイヤですけどね。

ただ、何か違うと思ったのは、以前の男達は泣いたことにテレがあった。
思わず涙が出てきたら、ごまかしたりしてる姿がほほえましかった。
今話題の泣く男達は、彼らの自然体(すぎるとも思える)な態度
テレもなく、泣いたことをはばからない、というか人前でも泣く、シャクリあげるほど。
自分はこんなに悲しくて泣いた(何時間)のだと本人が言う。
そういうのは・・・このおばさんには馴染めない。
なんとも、頼りなく、子供じみているように感じてしまう


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